高く理想を掲げる国になれ。日本が21世紀にやるべき事は世界の環境問題の 解決に貢献することです。”― この事は日本人の良識と云われる哲学者 京都大学名誉教授 梅原猛先生の提言こそ21世紀の日本が進むべき道しるべです。また、 元東北大学長 現首都圏大学学長 西澤潤一先生はこのままの推移で行けば人類の生存は残り80年と断言されています。正に傾聴に価する科学者の警告であります。
1990年COP3 京都議定書 そして1992年6月、全世界の首脳がリオデジャネイロで一堂に会して開催した「世界の環境と開発に関する国連会議」いわゆる“地球サミット”は今日、危機的状況にある地球環境の保全に人類が力を結集して対処 しようと決意した歴史的会議でありました。
それから17年、2009年9月、鳩山由紀夫総理が国連において先進国の中で初めて“日本は1990年比、2020年までにCO2を25%削減する”と国際社会に向かって堂々と宣言しました。日本国民が誇りを取り戻すために足る誠に素晴らしい “鳩山イニシアティブ”の演説でした。アマゾンの森林破壊から発生するCO2の量は、日本のCO2排出量と同じく地球レベルで5%です。従って日本とブラジルが連携協調してアマゾンの森林破壊を防ぐことで“鳩山イニシアティブ”は100%達成できます。勿論国内では太陽光、LED、電気自動車など、なりふりかまわず地球温暖化阻止地球環境保全に努力すべきは云うまでもありません。
今年は日本人のアマゾン入植80周年記念の年であります。その上半期の行事として5月14日に開催した太田俊昭先生(九州大学名誉教授)の「エコ洋上ハイブリッド発電の道」出版記念講演に続き下半期の行事として「アマゾンの環境と開発に関する横浜会議」を開催いたします。
是非ご出席くださることを期待しております。
|